この夏開催のパリ五輪・パラリンピックのプレミアムパートナーを務めるLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、傘下メゾン「ショーメ」がデザインを手掛けた同大会のメダルを披露した。ハイジュエラーによるメダルはオリンピックの歴史で初となる。
伝統と現代性を融合させたデザインで、「光の都市」と呼ばれるパリを表現した。円形を描く光線の中央にはフランスの国土を象形する六角形がショーメの匠の技の一つ「グリフ」ではめ込まれ、エッフェル塔のリベット(びょう)を思わせる。
「ショーメの職人たちはメゾンのアーカイブとオリンピックの象徴をくみ取りながら、ハイジュエリーのコードを秘めたメダルをイメージした」とアントワーヌ・アルノーLVMHイメージ&環境ディレクターはコメントした。
(パリ=松井孝予通信員)