イオンリテールのレンタルドレス「ルルティ」　リソースを生かして育てるOMOシェアリング事業

イオン津田沼店に7月15日オープンした6号店。インナー売り場などへの回遊も期待される

　イオンリテールでレンタルドレス「ルルティ」事業の育成が進んでいる。5号店となる6月の茨木店（イオンモール茨木内）に続いて7月には6号店の津田沼店（イオン津田沼店内）を開設、出店が本格化している。OMO（オンラインとオフラインの融合）、成長が見込まれるシェアリング事業への挑戦、課題としているZ世代へのアプローチなどいくつもの狙いが盛り込まれた新事業だ。

（田村光龍）

【関連記事】イオンリテールのレンタルドレス事業「ルルティ」　前期売上高が3倍　認知度向上へ全国に出店拡大

　ルルティは18年4月に試着のできるオンラインのレンタルドレスとして、ウェブサイトとイオンレイクタウンに1号店を設けてスタートした。パーティードレスで3泊4日6000円（税抜き）などの料金設定。

　その後、2号店の新百合ヶ丘店（イオンスタイル新百合ヶ丘内）を出すのは22年4月と4年ほどかかることになる。その間、コロナ禍の影響だけでなく、「ノックアウトファクターになる」（小林博人衣料本部コーディネーター部ルルティマネージャー）として重視した運営のシステム化に力を注いだ。