《販売最前線》ルクア大阪のショップ体験モニターキャンペーン 多様な“気づき”でCSとES高める
ルクア大阪(運営はJR西日本SC開発)が、施設全体の魅力を高める新たな取り組みを始めている。館内の店のスタッフがモニターとしてほかの店を体験し、リポートする「ショップ体験モニターキャンペーン」がそれ。「ファーストアプローチ」「接客における会話力」などをテーマに、これまで4回実施した。視察を受けたショップだけでなく、モニター自身にも新たな〝気づき〟をもたらす取り組みとしてさらに広がりを見せていきそうだ。
(吉田勧)
◆好きな時に好きな店を
「コーディネート提案も丁寧に、手持ちアイテムとの合わせ方も教えていただきました。とても好感が持てました」「悩んでいたところ、気軽に話しかけていただいて助かりました」--ある衣料品テナントに渡された「フィードバックシート」のモニターコメントの一例だ。シートには「会話のキャッチボール」などに関する点数評価とともに「良かった点」「改善点」とそれぞれの理由などが書かれている。この店には5人が訪問していた。