「ファクトタム」を企画販売するロスチャイルドは、19年春夏から新ブランド「1/F」(イチエフ)を立ち上げる。デザインするのはクラブのDJもする同社の寺尾和久ディレクター。「シーズンテーマを設けず、移りゆくTOKYOカルチャーを自身のナイトライフを通じて洋服に落とし込んでいく」というコンセプトだ。音楽のように毎日に彩りや心地よさを与えるトータルクローズを目指している。
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ファーストシーズンは、クラブやナイトカルチャーに適した機能性のあるアイテムを揃えた。収納力のあるポケットにフォーカスしたデザインや、メッシュなどの速乾性があって洗ってもしわになりにくい素材を使っている。
クラブで映える明るい色使いも多く、ナチュラルに見えて実は化繊が多い。「手の届く価格でひと工夫あるもの。毎日着倒せるようにデザインした」とディレクターの寺尾。ファクトタムより価格を抑えて、20代でも買いやすいようにしている。アウターで4万円前後、シャツやパンツで2万~2万5000円、ジャージーアイテムで6000~1万円。