「24年は攻めに転じたい」。こう話すのは、ルックホールディングス(HD)の多田和洋社長だ。主力の「マリメッコ」「A.P.C.」などで10店以上の新規出店を予定しており、マリメッコは24年春にファッションショーも開く。コロナ下も合理化などに頼らず、今期を最終年度とする中期経営計画をこなした。春には新中計の発表を予定し、アグレッシブに市場を掘り起こす。
(永松浩介)
23年12月期の業績公表は2月ごろだが、円安による調達コスト増など外部環境の逆風にもかかわらず踏ん張った様子。中計で一番のテーマだった収益基盤の構築が実った。「一定のレベルで結果は出せた。満足はしていないが」という。