ロエベ 「千と千尋の神隠し」と協業 原宿古民家で期間限定店

2022/01/07 11:00 更新


カプセルコレクションに刺繍で描かれた湯婆婆

 ロエベジャパンは、スタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」の世界を再現した期間限定店を1月7~16日、オープンする。クラフトという共通する価値観を持つロエベとスタジオジブリの協業は、今回で2回目。東京・原宿の古民家をリノベーションした空間に映画のファンタジックな世界を表現するとともに、オンラインと全店舗で限定カプセルコレクションを発売する。カプセルコレクションは、作品に登場する多くのキャラクターにフィーチャーしている。主人公の千尋、なぞの少年ハク、湯屋を支配する魔女の湯婆婆、カオナシ、アオガエルらが、作品に描かれる美しい自然風景とともに、ウェアやバッグに描かれている。アイテムはスウェットシャツやカーディガン、ブランケット、バッグの「アマソナ」や「パズル」など。プリントだけでなく、ジャカードやアップリケ、刺繍といった手仕事で美しく表現している。繕った布と藍染めの切れ端をパッチワークした日本の古典技法「ぼろ織り」に着想したウェアやバッグもある。

 クリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソンは、「スタジオジブリはストーリーを生み出す力と、それを形にするための労を惜しまない手作業へこだわりを持っている。クラフトの可能性を信じる心は、ロエベも大切に育んできたもの。そこに私たちのつながりがあり、カプセルコレクションの第2弾を発表することになった」と語る。

 期間限定店は完全予約制。関西でも7日から、阪急うめだ本店で5日間の限定店を開く。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事