有力リビング・インテリア関連企業の23年度は原材料高と円安への対応に迫られた1年だった。繊研新聞社の調査によると、リビング関連商品の売上高100億円以上で、昨年と比較できる上位10社合計は4946億7300万円で、昨年の4784億8300万円から3.4%の増加となった。順位はサンゲツ、東リ、西川と続いた。23年5月に新型コロナが5類に移行して消費が変化。インバウンドが復活して観光業界は活況を呈したが、光熱費や物価の上昇に歯止めがかからず、一方で実質賃金が伸びずに消費は低迷したままだ。今年7月に日銀が利上げを発表。今後は住宅ローン金利が上がり、住宅建設への影響が懸念される。リビング関連商品への需要をいかに喚起していくか。商品力と提案力が問われる1年になりそうだ。
▽リビング関連有力企業の23年度業績を記事下に掲載
インテリア関連
7社合計は5.2%の増収 SDGsの取り組みに積極的
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