【軌跡】《世界で愛されるプリント柄 リバティ・ファブリック㊦》取り組み先とともに未来描く

2024/07/29 12:00 更新有料会員限定


今年5月に開いた北高、宇仁繊維との「プリント祭」2回目の様子

 独自の素材開発を強みにアパレル向けの生地製造卸で成長軌道に乗ったリバティジャパンだが、20年に発生したコロナのパンデミック(世界的大流行)で環境は一変した。外出自粛でおしゃれ着への需要は低迷、小売店も休業に追い込まれた。同社の売上高全体の80%以上を占めていたアパレル向けは下降線をたどった。

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生地小売り活況に

 代わってぐんと伸びたのが生地小売りだ。コロナ下で自宅で楽しめる手芸への関心が高まり、ユザワヤやホビーラホビーレなど手芸専門店からの引き合いが増えた。1柄1000メートル以上の別注を年に何回かコンスタントに依頼してくれる得意先ができ、売り上げはアパレル向けを超えることもあった。

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