ボン・マルシェ デジタルでブランドを楽しむ

2019/04/03 11:00 更新


 パリ左岸の百貨店ル・ボン・マルシェ(LBM)は、変わったタイトルのイベント「ジーク(オタク)、でもシック」を開催している。次世代のショッピングを博覧会のように体験してもらおうという初の試みだ。

 仏内外のラグジュアリーブランドを中心に、ファッション、コスメティックやウォッチ、フードなど約80のブランドが、ここでいち早くそれぞれのデジタルイノベーションを紹介している。「ナース」は鏡の前に座るだけでその人に合うメイクカラーをセレクション。「クリスチャン・ディオール」はスキャナーでスキンケアをアドバイス。シューズブランド「エコ」は3Dプリンターで左右の足にフィットしたソールを製作。「トッズ」「ステラ・マッカートニー」「コーチ」などもサービスと製品をカスタマイズする提案。

 LBMのファッションディレクター、ジェニファー・キュヴィリエさんは、「テクノロジーの体験を通し、いつもとは違う角度からブランドの世界を感じてほしい」と話す。22日まで。

(パリ=松井孝予通信員)

ボン・マルシェのデジタルイベント


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