量販店や専門店チェーンを主販路とするレディスアパレルメーカーの23~24年秋冬の商品特徴は高まる外出ニーズを捉えた商品、節電対策になる家ナカの暖かアイテムを充実している。原燃料高は高止まりを続け、為替変動の課題も抱える中、各社の強みを押し出した付加価値の高い商品提案で、販売価格を引き上げる動きがみられる。コロナ禍からの転換期を迎え、高まる消費意欲をつかむ方針だ。
昨秋冬を振り返ると、ヒロタでは「商品の単価をアップし、ヤングのトレンドゾーンで売れ筋が多く生まれた」と堅調だ。タキヒヨーでも値上げや暖冬の影響を受けつつも、店頭では「小売価格がアップした理由が消費者に伝わる商品は売れている」と、今秋冬も機能素材の企画などを充実している。
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