京都プリント産地 22年度加工生産数量は微減 服地向けの落ち込み続く

2023/05/12 06:28 更新


 京都プリント染色協同組合は、産地の整理加工場の協力を得て22年度の加工生産数量を調査、発表した。プリント(服地)は前年度比3.9%減となり昨年度に続き前年をやや下回った。無地、資材なども合わせた全体では58万2069反、0.9%減となった。

 23年1~3月は、服地、無地・資材ともに前年割れ。全体でも4~12月までは微増だったが、通年で微減に転じた。流通、小売り段階での消費回復傾向が見られるが、製造段階への波及が遅れ、アパレル生産の海外シフトや受注の小ロット化も響いた。コロナ禍の影響で大きく落ち込んだ20年度(前年度比約3割減)以降、前年割れが続き、本格的な回復とはなっていない。



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