京セラの高演色LED「セラフィック」 太陽光下に近い自然な発色 繊維アパレル向けを強化

2023/10/06 06:26 更新有料会員限定


一般的なLED(右)との見え方の比較。セラフィックで照らした生地は太陽光下に近い色に見える

 京セラは、太陽光に近い自然な色が出せる高演色LED「セラフィック」で、繊維アパレル向けの販路開拓に力を入れる。蛍光灯の生産終了に伴って代替ニーズが高まると見ており、一般的なLEDの弱点である演色性(太陽光下の色の見え方との近さ)の低さを補うセラフィックの強みを訴求する。

(中村恵生)

 同社は独自のLED技術をベースに02年からランプの開発を始めた。高品質な光が評価され、美術館、手術用光源、コンビニ照明などに採用されている。太陽光に近い高い演色性を出せるのがセラフィックの特徴で、サンゴや植物の育成、自動車検査など専門性の高い用途で強みを発揮している。建築物のファサード照明では、京都駅前のワコール新京都ビルにも採用されている。

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