近鉄百貨店、契約形態の問わない売り場構成を推進 仕入れ、リーシングは本部に一元化

2023/07/26 06:30 更新有料会員限定


22年秋にFC店の「ハンプティーダンプティー」、テナント契約の「カルディコーヒーファーム」、自主販売の「北海道どさんこプラザ」などを導入した奈良店の2階

 契約形態にとらわれず、各フロアの魅力を高める――近鉄百貨店は、百貨店事業本部を廃止し、改装や新規ブランド導入などの店舗戦略機能を営業政策本部に一元化する組織に変更した。カテゴリーミックスにとどまらず、契約形態も柔軟に組み合わせて目指すブランド・ショップ構成を具現化する。

(吉田勧)

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 営業政策本部は、これまでFC事業部、商品政策推進部、EC事業部などを統括していた。ここに、旧商業開発本部が担ってきたテナントリーシング機能やあべのハルカス近鉄本店の〝スクランブルMD〟を開発してきた百貨店事業本部本店ファッションプロジェクト(FP)推進部の機能を移管し、MD企画開発部を新設した。

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