ケリングは11月18日、サンローランのCEO(最高経営責任者)にセドリック・シャルビ氏を、バレンシアガのCEOにジャンフランコ・ジャナンジェリ氏を任命したと発表した。両者は25年1月2日付で就任し、ケリングのフランチェスカ・ベレッティーニブランド開発担当副CEOの直属となる。また、ベレッティーニ氏はケリングのすべてのファッション・レザーグッズ・ジュエリーブランドの成長・発展に専念することになる。
【関連記事】ケリング、ジュエリー分野で新アワード
シャルビ氏は、ラグジュアリー業界で幅広い経験を培った後、12年にサンローランのプロダクト・ストラテジー・ディレクターとしてケリングに入社。16年にバレンシアガのCEOに就いた。サンローランでは、伝統やアイデンティティーを基盤とし、自身の専門知識とリーダーシップを生かし、ブランドをさらに発展させる使命を担う。前CEOはベレッティーニ氏。
ジャナンジェリ氏は、イタリアやフランスのラグジュアリーブランドを中心に、特にマーチャンダイジングや小売部門で実績を築いた。メゾン・マルジェラではCEOを、直近ではサンローランのチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めた。
バレンシアガでは、ブランドの存在感を高めることなどに力を入れる。前CEOはシャルビ氏。