京王百貨店 秋冬から婦人服卸売事業の第2弾を開始

2018/04/27 04:26 更新


 京王百貨店は18年秋冬から、婦人服の自社ブランド「カピス・バイ・ミ・デゥー」を販売する。14年からスタートした「ミ・デゥー」に続く婦人服卸売り事業の第2弾で、地方のセレクトショップ、百貨店自主編集売り場などの販路を開拓する。

 百貨店に次ぐ新たな事業領域の拡大の一環として、婦人アパレル事業を本格化する。初年度売り上げは1億2000万円(小売りベース)を見込む。

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 新ブランドはノーエージ、脱ベーシックのドメスティックコンテンポラリーが基調となる。ワイドやボリューム感あるシルエットなどトレンドを取り入れたニット、カットソー、布帛の単品をトータルで揃える。婦人アパレルメーカー出身のデザイナー、営業、生産管理の専門人材を登用し、生産から販売までの一貫体制を整える。コート3万2000~4万2000円、シャツ、ブラウス、パンツ、スカート1万6000~2万4000円、ニット1万6000~2万8000円。

ノーエージ、脱ベーシックで新たな販売先を広げる「カピス・バイ・ミ・デゥー」

 秋冬物で100型、年間200型を揃える。生産は縫製やニットなどミ・デゥーで培った既存ネットワークに新規を加えて国内工場計約10社に委託する。多品種少量の生産体制を整え、年間MDを細分化し、きめ細かな商品フォローで店頭活性化に結び付ける。

 販売先はインポート品などを扱う高感度なセレクトショップが中心となる。百貨店は京王百貨店新宿店2階「ハーモニー」などを想定した自主編集売り場。同事業は京王百貨店の子会社で衣料品、雑貨専門店「リモーネ」を運営するエリートが手掛け、百貨店が事業全体を統括する。

ノーエージ、脱ベーシックで新たな販売先を広げる「カピス・バイ・ミ・デゥー」


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