「これからの100年に向けた未来作りの一歩」――川辺は2月の創業100周年を機に、価値観や働き方など環境変化への取り組みを強めている。「コロナ禍では見直しというよりも経費削減、ディフェンス一辺倒で守りの経営だった」と社長の岡野将之さん。勇気を持って前に向かう攻めの姿勢に切り替えた。
【関連記事】川辺 斎藤佑樹さんプロデュースのハンカチ店を立ち上げ
不安払う先頭に
19年に社長に就任したが、すぐにコロナ禍で赤字、23年に控える100周年へお祭りムードはなかった。だが、先細りする売り上げを見ながら、「守りだけでは経営は成り立たない」と腹をくくり、週1回の「マーケティング戦略会議」を立ち上げた。〝攻め〟に重きを置き、100周年もしっかり行うと決めた。もっとも、「(この状況で)本当にやるんですか」と不安がる社員も多かったという。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!