カール・ラガーフェルドの写真展

2017/01/06 05:55 更新


 カール・ラガーフェルドによる写真展「太陽の宮殿ヴェルサイユの光と影」が18日から、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開かれる。08年にベルサイユ宮殿で開催した同展から作品を選りすぐり、日本で初公開する。

 ベルサイユ宮殿は、17世紀後半に太陽王とうたわれたルイ14世によって建造された世界文化遺産。ラガーフェルドはベルサイユ宮殿について「具現化されたおとぎ話の世界であり、過去のものでありながら私たちの創造力に語りかけてくる」といい、光と影、遠近法やぼかしを用いてドラマチックに表現している。

 羊皮紙を模した紙にスクリーンプリントという古くからの方式でプリントしている。ラガーフェルドの希望で、鑑賞者が紙の質感や画像の細部も堪能できるように、作品を直接壁に取り付ける。

 ラガーフェルドはファッションデザイナーであると同時に、写真家としても知られ、1987年にシャネルの広告キャンペーンを撮影したのを皮切りに、プロの写真家としてファッション誌などで作品を披露してきた。

 開催期間は2月26日まで。

カール写真展KL_Versailles_121016
ⒸKarl Lagerfeld


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