【知トレンド】《データを読み解く》関西の訪日外国人 大阪・ミナミが最高の702万人
関西での伸びが際立つ訪日外国人。三菱総合研究所が鉄道各社の協力を得て、関西の訪日外国人を調査した。16年は全体で2403万人だったが、うち関西は5年連続で過去最高を更新し、1217万人となった。
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その結果、京都よりも大阪の人気が高いことが分かった。エリア別では心斎橋・難波のミナミが702万人と最も多く、訪日外国人全体に占める割合は30%に迫った。次いで梅田・大阪駅周辺が551万人。京都では祇園、清水寺などの東山が480万人と多い。兵庫は神戸・三宮が74万人と少ない。個人旅行の増加で回遊性が上がった。延べ1434万人が大阪~京都を移動、大阪府内は延べ5796万人が移動した。大阪での平均滞在日数は4、5日。
心斎橋・難波は「また訪問したい」と答えた人の割合が高い。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは訪問率が相対的に低いが、再訪意欲は高い。
■関西における訪日外国人の旅行実態調査 対象は関西国際空港から出国する外国人旅行者約4000人。