カミリはレディス「カミリ」の19年春夏で、テーマをセント(香り)にした。通りすがった時にふわりと心地よい香りがして、思わず振り返ってしまう。そんな一瞬をイメージして、シンプルなデザインにアクセントを利かせた。
カフタンドレスやマキシドレスなどを揃え、ゆったりとした大人のリラックススタイルを提案する。バックツイストやスリットなど、健康的な肌見せで女性らしさを演出。白やベージュなどナチュラルカラーに、マスタードイエローやチェックを差す。
展示会で好評だったのは、ウエストにゴムを入れてシャーリングにしたドレスコート。「テンセル」・コットンのタイプライターを、ビンテージ風に加工した。袖口に付けたドットボタンもポイント。ベージュと黒があり、3万2000円。
ほかにビッグシルエットのアノラックもイチ押しだ。素材はリネン・レーヨンでドライなタッチ。深めに入れたVネックラインとフードで抜け感を出した。白とグレージュ、マスタードがあり、2万4000円。
アイテムの中心価格はトップ1万9000円、ワンピース2万4000円。
18~19年秋冬スタートの「カミリ・バイ・トモコオガワ」では、カミリのデザイナー自身が好みとするカットソーをメインに企画した。部分的に三本針、二本針とステッチを変え、製品洗い加工で着古した感じに仕上げたフード付きプルオーバー(2万4000円)などがある。