カジグループ 合繊のセットアップ軸にメンズブランド

2020/04/28 06:27 更新


 化合繊テキスタイルなどを製造する北陸のカジグループ(金沢市、梶政隆社長)はこのほど、合繊のセットアップを軸としたメンズブランド「K-3B」(ケースリービー)を発売した。いわゆるビジネススーツを着用しなくていい、IT業界などの会社員向けで、上下のコーディネートに頭を悩ます必要のない「超合理的」な服。素材は全て同社の高機能な合繊「カジフ」を使用した。

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 企画にあたっては、ファッションディレクターで「フォルツァスタイル」編集長の干場義雅氏をクリエイティブディレクターに迎え、合繊産地・北陸の技術力を生かした製品作りを心掛けたという。「欧州のラグジュアリーブランドにも多く採用されている北陸の合繊を一般にも広く知ってもらいたい」(同社)という。

 動きやすいストレッチ性や雨にも強い撥水(はっすい)性などの機能を備えた素材に加え、コーディネートを考えなくていい合理的な商品揃えにしたのも特徴だ。例えば、ジャケットに対し、ドレスパンツやカーゴパンツ、ショーツなどボトムを選ぶだけで、シーンに合わせたコーディネートができる。商談時はフォーマルなドレスパンツ、友人とのカジュアルな会食ではショーツといった具合だ。

 ジャケット3万8000円から、パンツ1万9000円、ショーツ1万6000円など。自社のオンラインサイトと直営店のティモーネ金沢で販売している。同社では「自社での扱いに加え、小売りやメーカーなどの別注で販売を拡大したい」と話している。

シーンに合わせてボトムを変える合理的な服


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