伊藤忠、ケイ・スイス靴の独占販売権

2015/07/08 15:32 更新


 伊藤忠商事は、米ケイ・スイス社(カリフォルニア州、ラリー・レミントンCEO=最高経営責任者)との間で、「ケイ・スイス」のシューズ分野における独占輸入販売権を取得することで合意した。16年春夏からコンバースフットウエアを通じて本格展開を始める。初年度8億円(小売りベース)、5年後に20億円の売り上げをめざす。

 ケイ・スイスは、スイス出身のブルナー兄弟が1966年に米国で立ち上げたテニスシューズ発祥のスポーツブランド。レザー製のスキーブーツが持つ機能性にヒントを得て、世界で初めてオールレザーの高品質なテニスシューズ「クラシック」を発売し、競技用テニスシューズとしてトップアスリートから強い支持を得た。

 ブランドコンセプトの「古き良きアメリカのテニススタイル」を柱としながらも、競技の場だけでなく、ファッション性を兼ね備えたライフスタイルブランドとして、販売されている。

 伊藤忠は04年に、日本におけるファッション分野(シューズを除く)のマスターライセンス権を取得。カジュアル専門店やスポーツショップ、ショッピングモールなどを通じ、カジュアルウエア、子供服、アイウエアなどを展開している。

 16年はブランド創設50周年にあたることもあり、日本でのブランドイメージの発信を強める方針。シューズの展開については、高感度なセレクトショップや専門店を中心とした販路へ供給し、ブランディングの再強化を図る。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事