米「ジャスティス」、日本にFC1号店

2016/04/11 06:52 更新


 米国とカナダで1000店超の直営店を展開する女児向けのSPA(製造小売業)チェーン、ジャスティス(米オハイオ州)は来年、日本に進出する意向で、日本でのFCパートナーが決まり次第、東京にFC1号店を開設する。来日した同社のアルネ・ボレー国際担当副社長が繊研新聞社のインタビューで明らかにした。

 「ジャスティス」のターゲットは、7~14歳の〝ツイーンガール〟。必要な全ての商品が揃うワンストップショップ業態で、100人の自社デザイナーチームが「カラフルで楽しく、ファッショナブル」な四つのテイスト別コレクションを年12~14回企画する。アイテムはTシャツ、ドレス、ボトム、下着、バッグ、シューズ、アクセサリー、水着、文房具、ぬいぐるみなど幅広い。

 価格帯は「母親が安心して買えるクールプライス」。米小売価格でTシャツ7~14・9㌦、ボトム19・9~49・8㌦など。年14回のスピーディーな商品デリバリーにより、店頭のフェイスを変え、店内の新鮮さを保つ。

 マガジンとカタログをミックスした「カタジン」も月1回発行し、米国ではネット販売も伸びている。

 アルネ・ボレー副社長は「ジャスティスの一番の使命は、女の子が幸せで気持ち良く、誇りと自信をもって成長してほしいこと」と強調。日本でのFCパートナーの条件は、「戦略的な提携が出来て、波動が同じでハッピーなカルチャーを共有し、エネルギッシュで相乗効果の上がる企業」という。

 ジャスティスは、ザ・リミテッドのツイーンガール対象専門店「リミテッド・ツー」が母体。リミテッド・ツーが99年にザ・リミテッドから独立し、04年、ジャスティスを立ち上げた。08年にはリミテッド・ツーと合体して一つのブランドとなり、09年に米婦人服専門店チェーンのアセナ・リテール・グループ傘下に入った。北米以外はFC展開で、中東22店、中南米33店、アジアはインドネシアとフィリピンに計8店。

 

「ジャスティス」今春物
「ジャスティス」今春物


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