レッグウェア分野で純正国産表示制度「J∞QUALITY(Jクオリティー)商品認証事業」がスタートした。アツギ、グンゼ、ナイガイ、福助、レナウンインクスの5社の商品に認証が下り、今秋から百貨店で販売する。秋にはメーカー共同のフェアも計画している。
レッグウェアでは、編み立てと染色整理加工を日本で行った商品が認証の対象となる。靴下は国内生産比率が1割強、ストッキング・タイツは約半数と、アパレル製品に比べて国産が多いアイテムではあるが、1959年に2281社あったメーカーが現在は300社弱に縮小するなど国内産地は疲弊している。靴下業界ではJクオリティー認証事業をきっかけに、レッグウェアの地位向上と産地の活性化を期待する。
認証の第1号となったのがアツギ。同社ブランドの中で最もプレステージ性の高い「エクスエール」のストッキング・タイツ9品番、ソックス6品番が認証を受け、7月上旬から販売している。レナウンインクスは紳士靴下「アクアスキュータム」のビジネス靴下、カジュアル靴下の8品番で7月7日に認証を取得した。