英「ジョンスメドレー」を輸入卸・販売するリーミルズエージェンシーは10月14日、東京・南青山のフロムファーストビルの地下1階に、直営店「ジョンスメドレー青山」をオープンした。93年に銀座に出した1号店に次ぐ旗艦店として、歴史的なストーリーや製品の情報発信を担う。
英国製のニットウェアとコーディネートアイテムをフルラインナップで扱う。売り場面積は約100平方メートル。木製の什器を使い、温かみのある空間を作った。壁面には、来年で240周年を迎えるジョンスメドレーの一面を伝える写真、肌着やレトロなボーダー柄のポロシャツなどのアーカイブ製品を展示する。
国内の直営店は合計10店となる。18年にビギグループに入って以降、本国との商品開発やブランド認知を上げる販促に力を入れ、客層の幅を広げてきた。クオリティーの高さが信頼され、コロナ下も売り上げを落とさず、成長している。「出店を増やす考えはないが、青山エリアは銀座店とは異なる新しい客層に出会える立地。英国の王室御用達の品質など、理解を深めてもらう場にしていければ」(武内一志ビギホールディングス社長)という。