日中国交正常化50周年、有力3社の歩みを振り返る 紆余曲折も重要性は不変

2022/09/29 06:29 更新有料会員限定


 日中国交正常化から50年。繊維・ファッション業界にとっても紆余(うよ)曲折のあった日中関係だが、グローバルに事業展開する企業にとって、生産・販売の両面で中国の重要性は今も変わらない。先人たちが作り上げてきた基盤の上に、さらにレベルの高い協力関係を築いていけるか。中国ビジネスに大きな足跡を残してきた有力3社の動きを見る。

伊藤忠商事 リーディング企業へ長期にわたり重点投資

 文化大革命で途絶えていた日中貿易を再開させようと、日本企業の中でもいち早く動いたのが伊藤忠商事だった。越後正一(当時)社長が中国を訪れ、中国政府から「友好商社」に認定され、日中間の貿易を再開したのが国交正常化半年前の72年3月。「中国に強い伊藤忠」と呼ばれる原点がここにある。

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