今秋冬注目のアウター シアリングを軸に新スタイル

2019/08/07 06:28 更新有料会員限定


 今秋冬、セレクトショップやインポーターの多くが、シアリング、ムートンの新しいスタイリング提案に力を入れている。ラグジュアリーブランドの一部では、動物愛護の観点からリアルファーの取り扱いをやめる傾向があるが、日本市場は、アンチファーの消費者はそれほど多くない。ムートンを中心に品質の確かな素材を使って、モダンに仕上げたアウターが充実、店頭のビジュアルに取り入れるセレクトショップも目立っている。

(須田渉美)

ストリート感覚で

 輸入卸のアマンは、今シーズンから新ブランド「プロタゴニスタ」を立ち上げた。昨秋冬からイタリア・ベネチアを拠点に革と毛皮製品を生産するオリヴィエリの製品の取り扱いを始め、独自の企画で普段使いに取り入れやすいワードローブの形で揃えたものだ。デビューシーズンは、ムートンを使って10スタイルを扱う。ボア風のカジュアルな毛並みのCPOジャケット(28万円)やトレンチコート、カールしたムートンを切り替えたベースボールジャケット(22万2000円)など、品のあるストリートアイテムに仕上がった。ユナイテッド・アローズやデミルクス・ビームスなど30軒近くでの販売が予定されている。

プロタゴニスタ

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定



この記事に関連する記事