伊藤忠商事が韓国化粧品「トニーモリー」の日本での独占販売権を取得

2023/02/15 06:29 更新


「ワンダー・セラミド・モチトナー」など品質の高さと手頃な価格帯で性別を問わず、世界で販売が広がっている

 伊藤忠商事は2月14日、韓国のトニーモリー(ソウル)より韓国の総合化粧品ブランド「トニーモリー」の日本での独占販売権を取得したと発表した。ピアラ(東京、飛鳥貴雄代表取締役)とそのグループのP2Cと提携し、3月から販売を始める。

 トニーモリーは、06年に韓国で生まれたスキンケア、メイクアップ、ヘア&ボディーケア製品の総合化粧品ブランド。品質の高さと、フルーツや動物の形をしたユニークな容器で人気を集め、「韓国コスメブームをけん引したパイオニアとして知られる」という。性別を問わず人気で、中心価格帯は1500~3000円(本体)。トニーモリー社は小売り、卸、EC事業を柱に、世界50カ国350店以上を展開し、22年度の売上高は小売りベースで約120億円。

 ピアラは、ヘルスケア、ビューティー領域を中心に、幅広い企業に対しブランディングや全マーケティングデータを最適化することでライフタイムバリュー(LTV)向上を目指すデジタルサービスを提供する。昨年4月、DtoC(メーカー直販)・PtoC(パーソンtoコンシューマー)の企画・販売やサポート業務を行うP2Cを設立した。

 今回の取り組みではピアラがマーケティング・PR活動を行い、P2CがEC、卸販売する。EC、卸事業を中心に3年後に小売りベースで100億円規模の事業創出を目指す。



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