インドトレンドフェア東京 日印関係強化に可能性 新技術と伝統を高品質で

2024/01/18 06:27 更新


「インド政府の有利な政策によって、インド繊維業界はバリューチェーン全体で繁栄している」とシビ・ジョージ駐日インド大使

 日印国際産業振興協会(JIIPA)は1月18日まで、「第13回インドトレンドフェア東京2024」を東京のベルサール渋谷ガーデンで開催している。インドのアパレル、ローカルテキスタイル、ホームファニシングなど約100社が出展している。

(北川民夫)

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 会場を訪れた印ウール・アンド・ウーレン輸出促進協議会(WWEPC)のロメッシュ・カジュリア会長は「インドのテキスタイル産業は、新しい技術と伝統的な手法を兼ね備えて、高品質な製品を供給し、日本市場に好まれる素材や品質を提供できる。インドと日本の文化的なつながりを重視しながら、両国の交流が深まることを望んでいる」と述べた。

 シビ・ジョージ駐日インド大使は「日印包括的経済連携協定に基づき、インドの衣料品は日本市場に無関税で輸入できる。日本とインドの関係強化に向けて未開発の大きな可能性がまだ残されている」と今後の市場拡大に意欲をみせた。

 JIIPAのゴドガテ・プラシャント理事長は、2月26~29日にインド・ニューデリーで開催されるインド繊維省主催の国際総合繊維・ファッション展示会「バーラト・テックス2024」を紹介。「ナレンドラ・モディ首相の打ち出す政策に基づき、繊維関連展示会を今回のバーラト・テックス展に統一して開催する」として、日本からの出展企業を募集した。



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