イッセイミヤケ「ハート」来春夏 自然の情景を生地に

2017/08/10 04:28 更新


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イッセイミヤケ「ハート」18年春夏

 イッセイミヤケの「ハート」の18年春夏テーマは、「ガーデンストーリー」。皆川魔鬼子トータルディレクターは、広大な大地から小さな庭まで様々な自然の情景を切り取り、テキスタイルデザインに落とし込んだ。月ごとにMDを組んでいるが、ベースカラーはシーズンを通して白とダークネイビーで統一。色数を絞っているので、月別のアイテム同士もコーディネートしやすいのが特徴だ。

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 シンプルな色使いに、織り・編みや染色、縫製のテクニックを利かせて、さりげなく個性を主張する。カットジャカードのドレス=写真左=は、緻密(ちみつ)に並ぶスクエアドットがドライガーデンの白砂のよう。ところどころ走るメランジのラインは古びた大木の幹に見立てている。経糸に極細ポリエステル、緯糸に太い綿糸を打つことで織り柄の立体感が増し、朽ち木のようなテクスチャーを生み出している。

 引き返し編みのフレアスカートは、あえて編み地の裏面を表にすることで、葉脈をイメージしたタック部分が動くたびに見え隠れする。全面にシャーリングが入ったジャケット=右=は、インドの職人がカビラという縫製技法で一本一本ステッチを施したもの。満月の白をイメージして染めた。

 17~18年秋冬デビューの「ORJ」は、スポーツウェアから着想したライン。ミニマルな中に、素材やカッティングのこだわりを盛り込んだ上質な日常着が揃う。

 丸編み中心の前シーズンに比べ、今シーズンは布帛にも力を入れた。シャツとパンツのセットアップをふっくらと柔らかい綿のダブルガーゼで作った。レーヨン混で艶をたたえたポンチTシャツは、サイドにジップを入れ、着こなしに遊びを加えた。ボトムは、ダブルジャージーのフレアカットパンツなどスニーカーに合うシルエットを重視した。





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