伊勢丹新宿本店ビューティアポセカリーのSNS術 響く言葉で客の心をつかむ

2022/08/26 06:30 更新有料会員限定


 世界各国のナチュラルコスメや健康食品など200ブランドを集積するのは、伊勢丹新宿本店のビューティアポセカリーだ。インスタグラムの投稿では情景が鮮やかに浮ぶような文章で商品を紹介し、客の共感を呼ぶ。店頭スタッフがリアルな目線で紡ぐ言葉は親しみがあり、投稿を見る人の心に響く。「言葉の影響力」を店頭での接客以外にも生かしている。

(関麻生衣)

 インスタグラムの投稿の、心に語りかけるような文章が他にない味だ。店頭のスタッフ約20人が執筆し、リアルな視点で共感を生んでいるのが大きな特徴。多様なスタッフの価値観や視点で、世代や関心、ライフスタイルなどが異なる幅広い客のパーソナルな共感に寄り添った情報を発信できている。

 店頭のスタッフが執筆することで、新たな発見が得られるのもポイントだ。商品数は数万以上に上り、スタッフもすべてを覚えきれないほど。ボディー・ヘアケアなどそれぞれの持ち場で埋もれているお薦め商品や、あまり知られていないブランドを不特定多数の客や他のスタッフに共有できている。

画像はSNS担当者が撮影する。正確な色味や透明感に気を配っている

日記をつける感覚で

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