インディテックスが障害者雇用を2倍に ILOと提携を強化

2023/01/27 06:29 更新


マセイラスCEO(左)とウングボ事務局長

 インディテックスは障害者雇用を拡大する。2年以内に全世界の店舗、物流、倉庫、事務所で何らかの障害のある人材を1500人以上、専門職として雇用し、障害者雇用数を倍増する。地域を問わず、世界の従業員数の少なくとも2%を占めるまで雇用を促進する。

 オスカー・ガルシア・マセイラスCEO(最高経営責任者)は、ILO(国際労働機関)のジルベール・F・ウングボ事務局長と会談し、ILOが障害者雇用促進のために運営する「ビジネスと障害グローバルネットワーク」への支持を表明し、「多様性や公平性、包括性を重視する観点から全ての人々に雇用機会を与えることは極めて重要」との考えを示した。

 ウングボ事務局長は「前向きで持続可能なビジネスを築くためには障害者の雇用促進が企業には不可欠であり、ビジネスと障害グローバルネットワークは、そのための支援や学びを得るための機会を提供できる他にはない存在だ」と語った。



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