日本政府観光局によると、5月の訪日外客数は19年同月比31.5%減の189万8900人だった。東アジア地域で韓国の訪日客が増加、東南アジア・欧米豪地域でシンガポールや米国など複数の市場が19年同月を上回る回復を見せたことが押し上げ要因になった。
国・地域別の訪日外客数は、全体の約4分の1を占める韓国が19年同月比14.5%減の51万5700人と回復が顕著。中国は82.2%減の13万4400人で依然として低調だ。台湾は28.9%減の30万3300人、香港は18.3%減の15万4400人だった。
19年同月を上回ったのは、シンガポールが32%増の4万9700人、インドネシア3.3%増の3万1100人、ベトナム14.8%増の4万5800人、米国16.8%増の18万3400人、カナダ19.7%増の4万2300人、メキシコ55.1%増の8500人、ドイツ7.2%増の2万3100人、中東地域53.2%増の8700人。