緑が人を呼ぶ、クレスト「インナチュラル」

2016/06/10 07:00 更新


緑に囲まれる生活を提案 物販+個人向け造園工事で成長

 サイン&ディスプレー事業を行うクレスト(東京、永井俊輔社長)は、グリーンを軸に服や雑貨を扱うショップ「インナチュラル」事業を順調に拡大している。

  商業施設がライフスタイル店の導入を強化するなか、SC販路を開拓。独自性と鮮度あるグリーンの品揃えに加え、個人宅のガーデニング工事の受注も行い、ビジネスの幅を広げている。ディスプレー事業のテストマーケティングの場としても活用している。


 クレストがフューチャースタンダード(東京)と共同開発した「エサシー」は、カメラで店頭ディスプレーの効果を数値化する新サービスだ。店内に専用カメラを設置することで、ディスプレー前を通過する人数や、人通りの多い時間帯の検知、そのうち実際にディスプレーを見た人の数や時間といったデータを自動的に集計、分析することができる。

 ディスプレーを変えるとその数値がどう変化するかなど、より細かい指標で、購買につながるディスプレーや売り場への改善をサポートする。個人情報保護のため、カメラから取得したデータはテキスト化され、画像は保存されない仕組み。

 2月に受注を開始し、すでに導入を決めた大手企業もあるという。インナチュラルの店でテストマーケティングをしつつ、既存事業で取引のあるファッション業界などにも積極的に売り込みたい考えだ。

他店では扱わないようなグリーンの品揃えも強み(富士見店)
他店では扱わないようなグリーンの品揃えも強み(富士見店)

予備 グリーンだけでなく服や雑貨も販売し、通行客を引きつける(富士見店)

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