モデレートゾーンのインポートバッグは23~24年秋冬、ブランドの本質へ立ち返ったコンセプチュアルなデザインが目を引く。上質なレザーやハードウェアを使った高価格帯から、ブランドコンセプトを際立たせたものまで幅広い。23年に周年を迎えたブランドが多く、改めて物作りで「らしさ」を伝える。サイズは依然、小さめが多い。
(松本寧音)
今年で日本進出40周年の「アニエスベー」は、ブランドのコアなファンに向けて上質や特別感を意識したバッグを出す。注目は、上質なフレンチレザーを使ったハンドバッグ。メイド・イン・ジャパンにこだわり、がま口にレザーを貼るなど職人技がうかがえる。美しくしなやかなレザーをシンプルに際立たせた。しっかりとした作りで、ボディーもハンドルも自立する。バッグの平均価格が3万~6万円であるのに対し、こちらは税込み11万円。