ルミネは自社ECサイト「アイルミネ」で、「リアルでの独自価値をネットでも出す」(古宮知宏営業本部Eコース事業部長)ことに取り組み、成果を上げている。
(有井学)
以前は「ECサイトの中でどう戦っていくのかが重点だった」ため、セール時期が他社サイトと同様、ルミネ各施設よりも早かったが、18~19年冬のセールから施設と足並みをほぼ揃えるようにした。「リアルとの連携によって、他のサイトにない強みを発揮させる」のが目的だ。昨冬セール時の受注額は下がったものの、「シーズンを通してプロパーの売り上げ比率は上がり、受注額もほぼ前年並みを確保できた」という。
今上期(4~9月)の受注額は「前半は価格戦略の見直しでやや苦戦したが、後半から回復」、前年同期比1.2%増。10~11月も前年実績を上回った。