「ハイク」(吉原秀明、大出由紀子)は27年春夏から、メンズラインを立ち上げる。これまでもウィメンズの一部の製品でユニセックスサイズを作り、卸売りしていたが、男性の体形を踏まえたパターンで最大4サイズを揃えた。ウィメンズと共通のデザインをベースに、来春夏は32型のメンズ商品を出す。
ハイクはビンテージのワークウェア、ミリタリーウェアといったメンズの衣服をリソースに、上品なウィメンズのワードローブに発展させてきた。他ブランドとの協業プロジェクトを通じてメンズの物作りも積み重ね、「メンズでもハイクの個性を生み出していけるのではないかと考えるようになった」とデザイナーの吉原は話す。ビンテージの面影を残しつつ現代性のあるすっきりとしたシルエットに収めた。

特徴が明確に出ているのは、アンダーシャツやボトムのラインだ。USのミリタリーシャツを応用したコットンブロードのシャツ(税抜き3万円)はレギュラーフィット。タックインして知性的な印象。ウィメンズでロングセラーのタフなコットンテレコを使ったタンクトップ(9500円)は、ネックラインを高めにして引き締まった体が映える形に仕上げた。サイドポケットの下にタックを入れたバレルシルエットのトラウザー(5万2000円)は裾幅を狭くして、流れるシルエットにメリハリを付けた。

ビンテージのアイテムとは異なる、エレガンスの備わったドレープライン、切れのあるカットでりりしさを感じさせる。
(須田渉美)
