ヒューマンフォーラムが教育事業 スピンズ高等学院を設立

2020/09/11 06:26 更新


 カジュアルの「スピンズ」などを運営するヒューマンフォーラム(京都市、岩崎仁志社長)は、日本航空学園日本航空高等学校(梅沢重雄理事長)と提携し、教育事業に乗り出す。20年秋に「スピンズ高等学院」を設立する。

 同社は、スピンズのほか「ムモクテキ」「森」など若者向けアパレル店を展開する。古くから採用した店舗スタッフには、多様な考え方や生き方を尊重しながら、礼儀、商売人生観を社内教育として実践してきた。

 一方、若者の進路や働き方が多様化し、新型コロナウイルスでの通学リスクを感じる高校生も増えている。そこで社会での即戦力人材育成と通学リスクを抑えた教育環境を提供するため、日本航空学園と提携し、スピンズ高等学院を開設することを決めた。

 日本航空学園は創立から88年の私立学校。「自由と規律」「長所伸展」「共感共創」を教育方針にする。授業では、日本航空学園の教育とスピンズが培ってきた社会人としての在り方を高校生に伝える。特に高校教育から社会や仕事を知る機会を高めて、個性を大事にした夢の実現を支援する。

 すでに秋入学の相談会を開いている。授業形態は通信制。開校は10月ごろ。修業年限は最大3カ年で、過去に在籍していた高校の単位数は引き継ぐ。今回の定員は30人で、ゼロ期生として募集する。



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