北海道ボールパークFビレッジ開業 野球場を軸にコミュニティー創出

2023/04/19 11:30 更新有料会員限定


32ヘクタールの敷地に際立つ北海道ボールパークFビレッジ

 北海道ボールパークFビレッジ(北海道北広島市、保有・運営はファイターズスポーツ&エンターテイメント)が3月30日、開業した。32ヘクタールの広大な敷地を使い、多様な観戦環境を備えるスタジアムはもちろん、ファミリーをはじめとした幅広い層に応える数多くの体験型の施設を揃える。野球観戦にとどまらないエンターテインメントの場として、人流を生み出しながら、これまでにないスポーツコミュニティーを創出することを志向する。異業種からの協業を捉えながら、プロ野球が呼ぶ200万人とそれ以外の100万人の年間来場者を見込む。

環境

 施設の中心となる「エスコンフィールド北海道」は、選手の安全に配慮した天然芝、観客席との近さなど、プロ野球球団運営発としてのこだわりが盛り込まれている。さらに外野スタンド奥に設けられた「タワー11」により、温泉、サウナに入りながら、ホテルのバルコニーからといった観戦環境を提供する。多様な飲食店が入っているが、ビール醸造所併設のレストランとなっているバックスクリーン上も観戦ポイントとなっており、ペットと一緒に試合を見ることができるサービスもある。これまでにない多様な観戦環境を設けることで、少子高齢化のもとで野球の競技人口が増やしにくい中、観戦人口増にこだわる形だ。

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