ヒロタ、20~30代向けレディスブランド24年春 トップやボトムを拡充

2023/12/04 10:59 更新会員限定


 ヒロタのリテール事業部は、20~30代向けレディスブランドの24年春物で、トップとボトムのラインナップを拡充する。ワンピースを得意とする甘くエレガントな商品が主力だが、アイテムやテイストのバリエーションを広げ、商品の豊富さで訴求するとともに、セット販売を強化する。トレンドも盛り込み、新鮮な打ち出しで集客につなげる。

(森田桃子)

【関連記事】ヒロタ 大きいサイズの「エムビー・ミントブリーズ」 打ち出しアイテム明確に、インフルエンサーと協業も

 「ノエラ」は23~34歳対象の甘いテイストのレディスブランド。ワンピースをメインにしつつも、24年春ではラインナップを豊富に見せるため、ボトムの型数を増やした。

 イチ押しはチュールに花の刺繍を全面に施した白のスカート。刺繍のボリュームで華やかだが、チュールの軽やかさと白のカラーで、上品に仕上げた。カジュアルな印象のカーゴスカートにはサテンを使い、ピンクでノエラらしい甘さや華やかさを加えた。

チュールの花柄刺繍を白で上品に見せたスカート(手前)、パンツスタイルにぴったりのカットジャカードのビュスティエ(ノエラ)

 ボトムに合わせてトップも充実する。カットジャカードのビュスティエ、ラメジャカードに花柄プリントのブラウスなど、トレンドの素材や装飾を盛り込んだ。ブラウス税抜き1万円、ボトム1万4000円、ワンピース1万7000円。

ジャカードのグリーンワンピースは人気のスクエアネックで仕上げた(ノエラ)

 「トランテアンソンドゥモード」は20代前半から30代前半向けのワンピースが強みのフェミニンテイストのブランドだが、「平日だけでなく休日にも使える、普段使いのしやすさ」を重視した。23年秋冬からカジュアルテイストにも注力し、24年春夏にはカジュアル比率を6割まで高める。

 強化したのは春の立ち上がりのデニムアイテム。ウエストをクロスしたアシンメトリーのスカートや、胸元を折り返したビュスティエ、金ボタンがポイントのハイウエストパンツなど、独自性あるデザインで訴求する。

この記事は無料会員限定記事です。

今すぐ無料で会員登録

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事