枚方モール、9月6日開業 日常と「小ハレ需要」に対応

2024/09/06 06:27 更新


賃貸マンション(中央手前)、オフィス、ホテル(中央奥)と枚方モールで構成するステーションヒル枚方

 京阪電鉄枚方市駅の再開発複合施設「ステーションヒル枚方」内の商業エリア「枚方モール」(大阪府枚方市、運営は京阪流通システムズ)が9月6日、オープンする。新設商業エリアは1~5階で、延べ床面積3万3800平方メートル。地域活性化につなげる駅前の再々開発として新設したもので、幅広い客層が日常使いできる館にした。既存の高架下商業施設「京阪枚方ステーションモール」と合わせて枚方モールとする。年間売上高は180億円(既存施設の年間売上高は約90億円)を見込んでいる。

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 「『駅から始まる街づくり』を掲げて、駅周辺の再開発を進めてきた。(既存の)高架下モールから、さらに街へとつなげていくモールへと進化させたのが、今回の枚方モール」(大浅田寛京阪ホールディングス執行役員経営企画室まちづくり推進担当)とする。

 新設ゾーンの1階は、食品スーパーの「ザ・ストア」や「スリーコインズ」「アエナ」のほか、ドラッグストア、食物販店や飲食店で構成。改札階の2階は、「ビューティー&ユースユナイテッドアローズ」「スローブイエナ」「ルタロン」「チアフル」「ウサギオンラインストア」「グレディブリリアン」「ミディウミ」「デザートスノー」「フレンチブリュ」「銀座グローバルスタイル・コンフォート」など沿線初のファッション中心に、京阪百貨店によるセミセルフ型化粧品専門店1号店の「ナナイロボーテ」やコスメの「ボーテド・ブルー」などを入れた。

 3階は、室内アスレチックの「トンデミ枚方」(2層で1178平方メートル)や「ハンズ」(850平方メートル)、「ABCマート」「ABCマートスポーツ」など。4階は「スタンダードプロダクツ」「ダイソー」、ボディーケアなどのサービス施設、携帯ショップなどで構成する。5階はクリニックモール、調剤薬局、カフェなどで10月上旬にオープンする。

子供だけでなく楽しめるという関西初の室内アスレチックの「トンデミ枚方」

 ステーションヒル枚方は、市街地再開発事業で京阪グループが区分所有する区域を開発したもの。商業エリアのほか、すでにオフィス(7~17階、延べ床面積1万5500平方メートル)、約140室のカンデオホテルズ(19~26階)と約200戸の賃貸住宅棟が開業・完成している。



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