福井・勝山の東野東吉織物 伝統技法「ぬれよこ」の羽二重を守る

2023/11/15 06:26 更新会員限定


緯糸を水に入ったバケツから取り出し織機にかけて運転開始

 東野東吉織物(福井県勝山市)は、明治40年(1907年)創業。伝統的な織布技法「ぬれよこ」を守り、今も羽二重の生産を続けている。

(藤浦修一)

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 羽二重は一般的に絹の平織り。経糸(たていと)の筬(おさ)の一羽(ひとは)に2本の生糸を通して織ることから、その名が付いた。糸に撚りがかかっていないため引っ掛かりがなく、滑らかなタッチに特徴がある。逆に撚りがないことで糸切れが起こりやすいなどの苦労も多い。

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