大雨被害 商業施設や工場は被害なし 今後も予断許さず

2021/08/17 06:30 更新


 8月11日からの記録的な大雨により、各地で河川の氾濫(はんらん)や土砂災害など大きな被害が出ている。17日以降も非常に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は厳重な警戒を呼び掛けている。

 九州のアミュプラザ長崎、アミュプラザくまもとは被害はなかった。中心市街地は浸水などの被害はなかったが「テナントショップによっては、JRなど交通機関の運転見合わせなどの影響で従業員の通勤に影響が出たところもあり、ショップによっては開店時間を遅らせるなど柔軟に対応した」(JR熊本シティ)。

 熊本県人吉市に本社兼工場があるシャツメーカーのヒトヨシ(吉國武社長)によると「予断を許さない状況」にはあるものの、16日午前段階では市内や工場に被害はなく、本社は17日から通常稼働する。紳士服などのオンリー(京都市)のグループ会社でオーダースーツの製造などを手掛けるオンリーファクトリー(佐賀県武雄市)も浸水などの被害はなく、盆休み明けの17日から通常通り操業。福助も熊本、鳥取工場ともに工場や従業員の被害はなく、16日は通常稼働している。オンワードホールディングスの子会社カシヤマ・サガ(佐賀県武雄市)も工場や従業員ともに被害はなかった。

 長野県千曲市に本社工場を構えるシャツメーカーのフレックスジャパンは、千曲川流域の工場や従業員の住居などに被害はなく、17日から操業する。熊本・天草市の天草工場も工場、従業員ともに被害はなく、17日から操業する予定だ。



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