長谷虎紡績がヘラルボニーと協業、各種カーペットを提供

2022/02/08 06:26 更新


 繊維製品の製造・加工・販売の長谷虎紡績(岐阜県羽島市)は、ヘラルボニー(岩手県盛岡市、松田隆弥社長)と協業し、知的障害のあるアート作家を起用したライフスタイルブランド「ヘラルボニー」に共同企画として同社のカーペットの提供を開始した。

 ヘラルボニーは「異彩を、放て。」を企業使命として、福祉を起点に新たな文化を創造を目標にしている。ブランドのヘラルボニーでは障害のある作家のアートデータをスカーフやバッグ、ネクタイなどのアパレルやインテリア製品に利用している。日本各地のリアル店舗と越境ECで販路を拡大している。

 長谷虎紡績は同ブランドに向けてラグマットやキッチンマット、ドアマットを提供する。「アート作品一つひとつの描き方や色使いが異なり、実際の紙やキャンパスに描かれる色と、カーペットの色では見え方が全く異なる」として、「熟練の職人により一色一色検討し、調色した色彩を用いてアートを表現する」。

 生産には同社独自のコンピュータージェットダイ機による染色技術を組み合わせ、再現性の高い製品にしている。「ヘラルボニーには見る人の心を動かし、見る人すべての心を明るく、温かくする魅力がある」(長谷享治長谷虎紡績社長)として、環境に配慮した人に優しいインテリア空間を演出するためにヘラルボニーとの取り組みを進める。



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