東京・原宿で韓国ブランドの出店が広がっている。目立ち始めたのは22年からで、ストリートやカジュアルテイストのブランドが多い。かつて、裏原系ブームを興した街で、新たなカルチャーが産声を上げようとしている。
(関麻生衣)
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旗艦店にセレクト店も
「原宿かいわいに韓国ブランドの店が少しずつ増えている」と話すのは、「キルシー」を日本で運営するハイライトブランズジャパンの小森優敏代表取締役だ。旗艦店は、竹下通りを抜け、キャットストリートに向かう途中にある。ブランドを象徴するモチーフの、チェリーのモニュメントが目印だ。斜め前に「ステューシー」、隣には韓国人ディレクターによるストリートブランド「ディスイズネバーザット」が並び、近隣には韓国ブランドを扱うセレクトショップもある。