阪急うめだ本店「イットコンテンポラリー」が好調 9~12月売上高が1.7倍

2023/01/12 06:30 更新


「ローヘン」の期間限定店

 阪急うめだ本店4階コンテンポラリー婦人服に新設した「イットコンテンポラリー」が好調だ。22年9~12月の売上高は前売り場の19年比で70%強増え、1.7倍となった。

 イットは、DtoC(メーカー直販)ブランドの期間限定店を通年で運営する売り場として22年4月に開設した。春夏(4~8月)も7%増とNBブランドが並んでいた前売り場の実績を上回っていた。秋冬の大幅増は「場の認知度とプレーヤーの魅力が高まった」(山口俊比古阪急阪神百貨店社長)ためとみている。「週間売上高が5000万円から2億円」となった好調ブランドに共通するのが、「客単価が高いこと」。

 豊富な商品バリエーションで購入点数を伸ばしている、あるいは商品点数は少ないもののセット率の高いブランドなど、ブランドや顧客特性に合わせたMDが客単価向上に結びついている。ブランド紹介にとどまらず、商品のグレードアップなど出店者とコミュニケーションをとりながら進めている点も貢献しているとみている。4~12月下旬累計の売上高は約40%増となった。

「オオガ」の期間限定店


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