グンゼは6月27日、佐口敏康社長ら経営幹部が出席し、23年度の事業方針説明会を開いた。アパレル、プラスチックなどの主力事業の戦略を紹介したほか、メディカル事業を次世代の柱として強化していく姿勢を鮮明にした。
(山田太志)
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アパレルカンパニーは、消費者のライフタイムバリューの最大化、様々な生活シーンに向けた最適な商品の提案を目標とする。事業戦略では、DtoC(メーカー直販)の拡大、カンパニー横断型の事業運営強化、「きごこち」を主眼とした〝その人の毎日を1%幸せにする〟新商品の開発などを進めていく方針だ。24年度に向け、DtoCの売上高構成比は25%(22年度19%)に拡大。自社サイト、大手ECモール、有力アパレルとの協業などによるEC販売比率も20%(16%)に高める。デジタルプロモーションによる集客拡大、SNSを通じた新商品の開発にも力を入れる。直営店舗は36店(23店)に増やし、アウトレットだけでなくSCや地下街への出店も積極化する。
運営体制も一新
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