「グッチ」がアリババと提携

2020/12/25 06:28 更新


 【パリ=松井孝予通信員】仏ケリンググループ「グッチ」は、中国のアリババグループのECプラットフォーム、Tモールラグジュアリーパビリオンに出店した。ウェアとレザーグッズを販売、21年2月にビューティープロダクトで2号店を出す。

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 グッチは17年、中国でECを開始、同市場で自社ECを運営してきた数少ないラグジュアリーブランドの一つ。コロナ禍で唯一、回復から成長に向かう中国でのアリババとの提携は必然的な戦略と見られる。Tモールには1月、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループ初の「ケンゾー」が出店した。アリババは高級ブランドの模倣品を扱ったとして16年、グッチや「サンローラン」などから訴えられた経緯がある。17年にラグジュアリーに特化した同パビリオンを立ち上げ、出店ブランド数はコロナ禍を機に150から220に増え、「バルマン」「フェラガモ」「デビアス」などの名が並ぶ。



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