「グッチ」は、日本人アーティストのヒグチユウコと再び協業し、新たに「ヒグチユウコ・チルドレンズ・コレクション」を発表した。20年秋冬のカプセルコレクションとして販売している。
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東京を拠点に活動している彼女の作品は、シュールでどことなくダークな一面を持つ作風が特徴。幻想的な世界と、そこに流れるポエティックなスピリットはアレッサンドロ・ミケーレが手掛けるグッチとも共通する。そのシナジーによって結びついた両者は18年春夏に初めて協業コレクションを発表した。
第2弾の20年秋冬も、遊び心あふれる空想の世界が表現されており、擬人化された動物や不思議な生き物が新しいキャラクターとして登場する。メダルを持ったネコ、ブリキ缶にネコの赤ちゃんを入れて運ぶウサギ、歩くニンジンなど、アーティストの想像から生まれた生き物が描かれている。
これらのキャラクターやモチーフが、ベビー用とボーイズ&ガールズ用のウェアやグッズを彩っている。ノートやブリキ製のオルゴールといったギフトアイテムも揃う。
ヒグチユウコの作品は国内でも人気で、日本限定アイテムも充実する。ベビー用にはジップアップジャケットや花とハチをプリントした半袖ドレスなど、ボーイズ&ガールズ用には前身頃にフォックス柄を描いたスウェットシャツなど。アクセサリーは2種類のトートバッグとベルトバッグを販売する。
商品は、グッチ銀座とグッチ名古屋に開設中の期間限定店「グッチピン」でも販売している。6月28日まで。売り場には顔出しパネルを設置し、魅惑的な森に迷い込んでしまったかのような体験を提供する。