フールズ「グラウンズ」 デザインを再構築 スニーカーに新たな息吹

2024/02/16 07:58 更新有料会員限定


 無名で1足3万円前後ながら、ECで発売するやいなや、供給が追い付かないほど売れたスニーカーがある。フールズ(東京)が19年に立ち上げた「グラウンズ」だ。ファッションデザイナーの坂部三樹郎氏がデザインと設計、IT業界出身の金丸拓矢氏が生産管理や経営全体を担う。コロナ禍の20年前半を除き、販売は順調に推移している。

【関連記事】《トップに聞く》フールズ社長 金丸拓矢氏 「グラウンズ」で初の直営店、フォルムと履き心地に支持

高い生産の負荷

 普段履きとして存在感を増し続けるスニーカーは、今も過去の銘品が履き続けられ、デザインに大きく手が加えられることはまれだ。フールズはそこに新しい価値を見いだした。ユニークな造形のアウトソールで、ユニセックスで楽しめる〝アクセサリー〟としてグローバルに売れている。とりわけ若い女性から支持されたのは、スニーカー市場でも珍しい。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定2024年価値組宣言!



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事