新宿のゴルフ市場 改装・開業で変わる勢力図 小田急撤退後にらみ

2022/03/24 06:30 更新有料会員限定


3月23日にオープンした「ダブルイーグル・パワードバイ・イセタンゴルフ」

 東京・新宿のゴルフ用品市場の勢力図が変わり始めた。新宿駅西口再開発に伴う小田急百貨店新宿店本館の営業終了(22年9月末)により、同店が運営しエリア1番店だった「ハルクスポーツ」のゴルフ用品売り場が縮小・撤退することになった。行き場を失う優良客を取り込むため、他の百貨店はハルクにあったブランドを誘致し、売り場の増床・改装を急ぐ。大手スポーツ専門店の新宿への本格参入もあり、商圏が盛り上がる。

(杉江潤平)

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売り場面積を拡大

 高島屋新宿店は9階のゴルフ売り場を一新し、ギアとウェアの売り場を合わせて関東の百貨店で最大級となる計1000平方メートルとする。改装第1弾として、3月16日に専門店の有賀園ゴルフが運営する「有賀園ゴルフ・ザ・クラブ」(約300平方メートル)を導入。ギアの売り場面積を、これまでの4倍に広げた。4月20日にはゴルフウェア売り場を250平方メートルから700平方メートルへ拡大し、既存7ブランドに加え、「デサントゴルフ」や「ジュン&ロペ」など8ブランドを新たに入れて開業する。秋にはさらに2ブランド増やす。

高島屋新宿店は、40ブランド以上を揃えた「有賀園ゴルフ・ザ・クラブ」を導入

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